多数のプロ経営者が所属し、事業承継問題を一緒になって解決する日本プロ経営者協会では協会の会員が後継者候補になります。
では、実際の会員の人はどのような経歴を持った人がどのような経緯で協会に入会しているのでしょうか。
その経緯を、実際に後継者となった日本プロ経営者協会会員のMさんに取材をしました。
ぜひ参考にしてください。
日本プロ経営者協会の会員Mさんの経歴
- 大学卒業後、起業することを目標とし、新卒でベンチャー企業に入社。新規事業の責任者を経験。
- その後、外資系大手企業を経て、ITベンチャー企業で上場前後と事業部長を経験して、IT業界で起業。
- その後、配偶者親族が経営する地方製造業の再建に専念し、再建後に代表取締役を退任。
- 中国で医療系ビジネスを行う傍ら、エンジェル投資家として約20社に投資をおこなう。
「日本プロ経営者協会」に入会しようと思ったきっかけ
日本プロ経営者協会に所属している方からの紹介で、
案件に関与することができました。
外部から後継者として入る際の不安、入ってからの実際、
そしてそれをどう解決いたしましたか?
以前同じような経験をしたことがあったので、不安はありませんでした。上手くいく自信があったわけではなく、上手く行かないことを前提に物事を考え、行動しています。
ただ自分の能力が違う会社でも同じように通じるのかは不安がありましたが、今のところ大きな違和感は感じておりません。
今後新たにプロ経営者として外部の後継者になろうと思っている方へアドバイス
業界による違いはあると思いますが、外部から上司として入ってきた人を、古参社員の方々は基本的に好意的に受け止めることは、ほとんどないように感じています。
社員と良い信頼関係を構築できるかどうかは、能力や経験だけではなく、まずは「人」として信頼関係を築けるかどうかではないかと私は考えています。
社員一人ひとりと誠実に向き合いながら、嫌われても、言うことを聞いてくれなくても、感情的にならず、真摯に向き合い続ける心の強さがあれば、時間とともに良い関係を築くことができるのではないかと思います。
「賢者の後継者探し」について
「後継者がいない」という理由で、黒字廃業を選ぶ中小企業経営者が、全廃業のうち、3割を超えています。
独自の技術や知見が、後継者不足によって失われることは、日本経済の衰退を加速させることに他なりません。
その解決に、コンテンツという形で貢献するために生まれたメディアです。